ELK BLOG 英語学習でよくある悩み:効率的な学習法と目標設定
「英語を上達するにはどうしたら良いのか。」
「英語を上達するにはどうしたら良いのか。」そのようなご質問をいただくことがあります。これにお答えするのは一見シンプルなようで、少し複雑な側面があります。この悩みがどこからやって来ているのか、解消できる問題なのか、どうやって解消したらよいのかを考えていきます。
英語学習の悩み:その原因と解決策
1. 学習方法への不安
「今の学習方法では不安。もっと効率的な方法があるのでは?」
英語学習において、効率的な勉強法は確かに存在します。
しかし、魔法のような即効性のあるものではありません。
まず、現在の学習方法に不安を感じているのであれば、その学習方法を継続してどのくらいの期間が経過したかに注目してください。
一般的に、どんな学習法でも効果を実感するには3ヶ月程度の継続が必要です。
3ヶ月目でようやくスタートラインに立てると考え、まずは4ヶ月、5ヶ月と継続してみてはいかがでしょうか。
もし半年以上続けても成果が実感できない場合は、指導者、学習法、目標設定、あるいは学習者自身に問題があると考えられます。
2. どんな学習法が良いのか?
では、具体的にどんな学習法が良いのでしょうか?
①習慣化していくこと、②長期記憶に定着させること、③単語と文法は用例や例文にたくさん当たって同時学習すること、④覚えようとして焦らないこと、⑤文法用語にあまりとらわれないこと、⑥正しい音で多くを聞いて音読し、黙読し、会話のフレーズを練習して話すこと、⑦話し言葉と書き言葉を分けること、⑧音読した長文を参考に英作文を書いてみること、そして⑨将来につながる学習法であること。実践する学習法がこれらを満たせているかが良い学習方法の条件であると私は思います。
特に学生には、将来につながる学習法であるかは特に注目してもらいたいです。その学習を続けることに意味があるのか、そして、学習を続けることで自分自身がその学習法に最適化されていくような特徴を持っているかが重要です。
私自身の経験も踏まえて、教室で行っている学習法の一部を例としてご紹介します。
それは文章を暗唱して教室で発表するというものです。
私自身、幼少期から高校3年生までこの訓練を続けたことで、現役学生時代には200ワード程度の英文であれば、一度音読するか書き写したものは暗唱できていました。
ただし、これを可能にするには条件があります。
内容を理解していること、そして、即座に文法的に正しい文が作れるだけの知識がそれなりにあることです。
これらの条件を満たしていると、理解した内容を暗唱しながら、同時に元の文章を再現するように作文し直すことができます。
慣れるとカンマの位置まで正確に覚えられるようになります。
経験したことのある形の文章や綺麗な構造の文章は覚えやすいという特徴もあります。暗唱力を正しく鍛えることで、前述したような条件は徐々に整っていきます。
更に学習法なら、他の科目にも応用が効きますし、読解やリスニング問題でもより多くの情報を覚えていられるため、試験対策としても有効です。(ただしこれも万能ではなく、関心の薄い分野では効果が薄いように思います。)
しかし、意識せずにサボりながら中途半端な練習をしていたとしたら、いつまで経っても暗唱スピードを上げるための力、「即座に文法的に正しい文章を身につける力」は身につきません。
3. 学習の意味を意識する
ボディビルディングに凝っている友人がいますが、彼はいつも、闇雲にトレーニングメニューをこなしても効果が薄いと言っています。
どの筋肉にどう効かせるトレーニングなのかを意識して行うことが成長の秘訣だそうですが、英語学習も同じです。
もし、今している学習がどういう意味を持つのか意識しないまま学習を続けていて伸び悩んでいるのであれば、原因はこの点にあるかもしれません。
もし今の学習が学校の定期テストで点数を取るために特化されたもので、そこから先に何も生まない学習法であったのなら、方法を見直した方がいいと思います。
4. 焦らず継続する
どんな学習方法であれ、自身がその方法に順応していくには時間がかかります。
それが悩みの種になっている人も少なくないのではないでしょうか。
私も当初、思うように覚えられず何度も悔しい思いをしました。
特に兄・姉は当然経験を積んでいる分、覚えるスピードが私とは雲泥の差でした。
当時父が経営していた英語塾で、私は3つ上の兄と同じクラスにいました。
宿題の文章を暗唱しようと音読していると、その練習の様子を聞いているだけで兄は暗唱できていました。
私より早く、正確に。
しかし、その差はその練習法に3年分熟達していたという結果にしか過ぎませんでした。
そういった達成感を味わう前に、「他の人より出来が悪い」「自分には向いていない」「自分だけ上達できていない気がする」「勉強がつらい」そう感じてしまうのではないでしょうか。
しかし、もしかしたらあと数ヶ月の粘りで改善するものなのかもしれません。
自分の成長を実感できるのはいつも突然です。
毎日鏡を見ても身長が高くなっていく過程は実感がないものですが、どこかに頭をぶつけるようになってから成長したことを知れます。
進んでいる方向に思い描く成長があるならば、あとは信じて前進あるのみです。
5. 受験テクニックに注意
これとは対極に位置するものが「単なる受験テクニック」を練習するような学習です。
英語教室やSNS、学校教員にもそういう手段を好んで教えている場合がありますから、注意が必要です。
なぜなら、これで一時を凌いでも実力がついたわけではないからです。
結局のところ実りのある努力とは言えません。
そういう小手先の学習は見切りをつけて終いにしましょう。
6. 目標設定を見直す
学習法に対する悩みに整理がついたら、今度は「目標達成」を決意そのものにしていないかを考えます。
「新年の抱負」について考えるとわかりやすいかと思いますので、これを例に考えていきます。
「今年は英検2級に合格するぞ!」や「5kg痩せるぞ!」のような決意だけでは、うまくいかない場合が多いと言われています。
翌年にはその内容すら覚えてないという人もいます。
このタイプの「新年の抱負」に欠けているのは 「何を」「いつ」「どこで」「どう」やるか です。
「毎日」「電車で」「5分間英語の音声を聞く」「家で」「5分間の音読」など、無理な計画を立てずに習慣化することを優先してください。
「その程度でいいの?」と思えるくらいが最初はちょうど良いのではないでしょうか。
最初はたったの5分でも、やっているうちに出来ることの内容の濃さが徐々に増えていくことを楽しんでください。
気がついたらもう少し時間をとるようになると私は考えています。
7. 我流の学習法は要注意
我流の学習法は要注意です。
私は「我流でできるようになったその人は幸運にも天才だっただけの人」と考えるようにしています。
「料理の知識0の状態で自炊生活をしたら、味も良くて健康になれた」みたいな話だと思っていただけると分かりやすいかもしれません。
よく分からないオリジナリティはあまりださずに、実績や経験によって裏打ちされた学習法を実践するのが良いです。
自身にとって必要な学習かそうでない学習かを勝手に判断するのも要注意です。経験上、「スピーキングだけ」、「単語力だけ」よりもバランスよく鍛えた方が相乗効果があり、伸びやすいです。それに、「自分のことは自分が一番わかっている」なんてことはほとんどの場合ないと思います。それが普通であれば、かの有名なスティーブ・ジョブズの“Connecting the Dots”のスピーチは大バズりしていないのではないでしょうか。
例えば、授業中に先生の話を無駄話だと決めつけて話を聞いてなかったり内職したりすると、隠れた重要な要素を取りこぼすのです。もちろん、当人たちは自覚がありません。後から必要になってから先生に質問し、それが5分前に説明された部分でもさも初めてのことのように尋ねるのです。
8. グループレッスンを活用する
ここまで読まれた方は既にお気づきかも知れません。
安易に学習効率を高める方法を模索することこそが最も非効率的であると。
一見、非効率的に見える面も有効活用できるかが上達の鍵だと私は考えます。
中でもグループレッスンで起きる一見無駄にも思える時間がその最たるものだと思います。
他人をよく観察して学習に繋げてください。
集団で学習することはかなり有意義です。
特に効率を求める人こそ押さえておいてほしいポイントです。
例えば、授業中に、クラスの一員が当てられ正答できなかったとしましょう。
その人は何故、何を間違えたのか。
先生がどんな注意点を伝えたのかに注目することで多くを学べるのです。
授業中はこういったことの連続のはずです。
それが個人レッスンであってもグループレッスンであっても。
個人レッスンの場合、あらゆる注意点が自分の身に起こり、全て自身で受け止め、次の回までにそれを修正することを求められます。
しかし、これができる人は多くいません。
正答できなかったダメージは思いの外あるようなのです。
グループレッスンではこの精神的ダメージをクラス全体で分散して、学習ポイントを共有できる良さがあります。
自身が抱いていた質問を他の学生がしてくれたり、考えつかなかった質問に先生が答えたりなどの収穫も然り。
知っている知識についての質問がクラスで出たなら、自身も解説する側に立って考えれば理解が深まることでしょう。
こういった良さを十分に享受することができるようになった人こそが個人レッスンであっても大きな学びがあると感じております。
逆に、皮肉な話ですが、グループレッスンの良さが分からない人ほど個人レッスンでは伸びませんから、負のスパイラルが続いてしまいます。
伸び悩むと一見効率の悪そうなグループレッスンに対して苛立ちを覚えてしまい、更に効率を求めてしまうからです。有を無に変えてしまう人は無から有など生み出せません。
また、グループレッスンには自身の努力の質と量を客観的に知れる絶好の機会です。
勉強は長期戦ですので、3週間ほどいつもより多めに勉強したとか、1日で一気に10時間ほどかけて詰め込もうとしたというのは勉強を頑張ったとは言えません。しかし、周囲に注意を向けない人ほど「自分はこんなに頑張っているのに」と落ち込んでしまっていると感じます。
9. 伸び悩みの原因:表面的な理解
他にも重要な点はあります。
それは「覚えた」を再定義することです。
伸び悩んでいる学生の「覚えた」は良くて「うろ覚え」です。
覚えてないこともないが、思い出すのに時間がかかり、正確性に欠くものです。
考えられる原因ですが、覚えようとして練習して、覚えたと感じたらそこで練習をやめていることです。そういった「付け焼き刃でも良い」という気持ちは焦りからくるのだと思いますが、焦るのは逆効果です。
英語で伸び悩んでいる学生のほとんどは単語帳に向き合って、「ちょっとずつ覚えたかどうかのチェックをする」のようなことをしているはずです。ですが、実はその時間は大部分が無駄なのです。
それをする暇があれば、もう一度正しい音で聞き、読むべきです。
これを「広範囲に」「正確に」「何度も」やっていると気がついたら詰まることなくスラスラと練習した英語がでるようになります。
覚えるのは飽くまで結果です。
覚えたかどうか確認は、風呂場で髪を洗いながらでも構わないのです。見切りは一瞬。スラスラ出てこないなら不十分。
10. 教材の有効活用:繰り返しと多様な視点
教材は授業の内容は味がしなくなるまで何度も味わいましょう。
私は同じ本を何度も読みます。
繰り返して読む度に、以前とは違う部分に注目したり少し異なる感想を持ちます。
学習にも同じことが言え、一度習ったからといっても得ているものはほんの数パーセント。
だからこそ予習と復習は極めて重要です。
11. 探究心と自発的な学習
特別な練習法は必要ありません。
「どうしたら英語が上達するのか」と多くの方がお尋ねになります。
その内、多くの方は具体的な練習法の名前を口にされます。
確かにシャドーイングなどの方法には上達に必要な要素が多く含まれています。
ですが、それは逆に言えばその要素を拾いさえすればシャドーイングでなくても構わないということになります。
それに私の考えでは、夢中で練習していくうちに誰から教わるでもなく必要な練習方法には自然と辿り着くものです。結果的にそれがシャドーイングならば、それをされたら良いと思います。
徐々に湧き出てくる探究心に身を委ねましょう。
例えばリスニング力を鍛えるとします。
英語を正しく聞くためにたくさん聞くことから始めたはいいが、正しく聞けているかが分からない。
そこで原稿やスクリプトを手に入れて再挑戦します。
その結果、自身の中に正しい発音がアップデートされます。
正しい発音を知識としていれたら、実際に発音したり音源と同じスピードで発音してみたりしたくなるものです。
12. 悩みの中に答えがも隠れていることも
武井壮さんが「ジャンプ力を鍛えるにはどうしたら良いですか?」という質問に対して。「ジャンプすれば良い」と答えており、英語学習に共通するものがあると感じました。ジャンプするのに最適な筋力はジャンプをすることで鍛えるのが一番ということで、姿勢や無駄な力みがないかとかそういったことを意識しながらやるのが良いといった主旨のアドバイスをされていました。
英語にもそういった悩みを抱える人が多いようで、特に「四技能」に関する悩みはほとんどの場合同じ考え方で解消されます。
今回は「スピーキング力を鍛えるにはどうするのか」について考えます。
答えはシンプルで「スピーキング」を実践することなのです。
「スピーキングに自信がないから話しかけに行けない」というご相談も受けますが、
私はこれに対して「話しかけに行かないからスピーキングに自信がないまま」と答えます。
人間誰しも自分の弱点を大きくみてしまうものです。しかし、他人はそれほどその弱点に興味がないと考えるといいと思います。肌トラブルとは無縁そうな人が、「ここにシミがあって」と言うことがあります。大抵、「言われるまで気づかなかった」「あるのは知ってたけど、それくらい誰でもある」という感想を私は持ちます。
スピーキングの足がかりが欲しいのであれば、独り言で練習するのも効果的です。案外、独り言の方が難しいこともありますので、畳水練をしている感じはないと思います。
13. モチベーションの維持:継続こそ力
モチベーションが上がらずに悩んでいる方は、3日坊主を阻止することのみに注力してみてください。
なんとしても4日目、5日目と乗り越えてください。
モチベーションは後から勝手に湧き出てくるものだと思います。結果ではなく、プロセスで満たされるマインドを持つことが必要です。
14. 教材選びのポイント:辞書の活用
教材選びはどうすれば良いのか。
世の中にはさまざまな教材がありますが、とりあえず豊富な例文が手軽に手に入る辞書がおすすめです。
辞書には YouTuberが自然じゃないと言っているような例文も載っていることで少し抵抗がある人もいるでしょう。
書き言葉から話し言葉、フォーマルからカジュアルなシチュエーションがさまざま載っているので、会話では妙、文章では軽すぎる例文も多く載っています。
これは別に帯に短し襷に長しということではありません。
日本でも実にさまざまな言葉遣いの方がいらっしゃいます。
言葉の選択が絶妙で真似したくなるような方もいれば、子供の耳を塞ぎたくなるようなものまで。
日本語のネイティブですら多くは言語運用能力は成長の最中です。
外国語の学習者として、言語の運用がその場に相応しくないものだったとしても私はそこでアップデートすれば良いと考えています。
それよりは一つでも多くの例文を見つけ、その状況を想像しながらものにしていくのが良いのではないでしょうか。
15. 文法学習のタイミングと方法
私は本格的な文法学習は英検2級程度、TOEIC600点前後からで間に合うかと思います。小学生のお子さんを持つ親御さんによく「うちの子は英文法が苦手で」と相談を受けます。同じ悩みを抱える方は多くいると思います。ですが、日本語の文法は心配ないでしょうか。
小学生の頃、道徳の時間に「いじめに」ついてディスカッションをしました。その中でクラスメートが「いじめは人権だ」と発言していました。そしてそれに対して二人程が「そうだ!」と発言し、数人は「いじめは良くないってことだよね?」とその内容を確認しておりました。
要するに、日本語ネイティブでも日本語の文法をさほど分かっていないということです。英文法についての理解が母語のそれを超えることは基本的にありません。つまり、小学生・中学生が英文法を大人目線では正しく理解できてないのはごく自然なことです。日本語の文法について理解するのも結局のところ例文にたくさん当たることでしか解消されないと考えます。英語も同様ですので、まずはたくさん例文に当たるようにすることをお勧めします。文法について学習の下準備ができる実力が英検2級程度であるということです。
具体的な学習方法は文法書を手にするのもいいですが、英語の辞書、いわゆる英英辞典を読めばほとんどの疑問は解消されます。
アルファベットのaから順番に丁寧に少しずつ説明を読んでいくと発見がたくさんあります。
英語系YouTuberが“学校で教わらない”や“ネイティブの感覚!”みたいなタイトルで流れてくる動画の内容は大体辞書に載っています。
動画で10分程度の内容は、辞書ではほんの数十秒のコンテンツなんです。
辞書は先人たちの叡智の結晶です。
それが数千円で手に入ります。コスパはおそらく一番良いでしょう。
16. 紙辞書 vs 電子辞書:それぞれのメリット
どちらが絶対的に優れているということはないですが、私は紙の辞書が好きです。
理由は、表示領域が広いので読み進めるのにいちいちスクロールしなくて良いからです。
そのため、探したい用例に早く出会えます。
それならタブレットやスマホで良いという意見もあるでしょうが、辞書は広げたままにできる、アナログの強さがあります。
スマホ・タブレットは検索する用途や動画や音を再生したりするなどの他の用途にも使うかと思います。
PCで検索しても結局は開いたウィンドウが邪魔になったりして閉じてしまうのですが、勉強するのに向かう机には、ノート、テキスト、スマホ、PC、辞書が広げられるスペースがあって然りです。単語を調べる専用のスペースが常にあった方が良いと思います。真にマルチタスクがしたければ各媒体の役割をしぼり、複数個並べるべし!
17. 留学のタイミングと心構え
英語学習のために留学するなら最低でも英検2級レベルは欲しいところです。
それ未満では費用に対する成果が見込めません。
留学はゼロから始めて最初の一年は日本国内での学習10年分で触れる英語の量に相当すると言われることもあります。
しかし、環境に依存しきった成長は環境がなくなれば停滞し、やがて後退します。
ましてや一年程度で身につけた経験や習慣など吹けば飛ぶような重みしかありません。
まずは、日本国内でも英語力が伸ばせる学習環境を自身の力で作って、それを維持してみましょう。
それならば、留学して帰ってきても何をすべきか分かります。
私の生徒によくみられるパターンは英検準1級を取得した状態で三週間ほど高校生時に短期留学するというものです。
スピーキング力に磨きがかかり、帰国後もスピーキング力を伸ばし続けることができました。
留学するならそういった条件を整えてからするのがベスト。
しかも留学プログラムが手厚く日本人のために組んだカリキュラムより「いってらっしゃい。後は自力で必要な単位とか調べて取ってね」くらいの環境に飛び込んだ方がいいでしょう。
私自身の体験を少しお話しすると、高校生の時オーストラリアに行きました。
留学先の高校で私の英語力を評価してくださり、現地の学生と同じ英語の授業(要するに現地の国語)は受けることができ、それ以外は1ヶ月半ほど日本人のためのESLの授業を受けていました。
カリキュラムを考えてくださった先生方には申し訳ないのですが、ESLなら日本の高校でも受けられたので、私の最初のミッションはESLから脱出して全ての授業を現地の学生と過ごすことでした。
そのためには現地の校長先生と交渉をしたり、英語の授業(ESLでない方)を担当してくださった先生にも助力いただき、何とか前述した「後は自力で」の放置状態を勝ち取りました。
それでも最初の1ヶ月半は惜しいことをしました。
個人的には、留学は補助金などを使って安く、できれば行動に責任のある判断ができる大学生からが良いと思います。
でもチャンスが巡ったら「今」です。
少しでもご参考いただけましたら幸いです。